皆さんこんにちは。

今回は、ゴーストワイヤートーキョーをクリアした正直な感想と評価を話して行こうと思います。




1.ストーリーの感想

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ストーリーの感想ですが、すごく微妙でした。

般若の男が生きとし生ける人間全てを霊体と化し、肉体を全て捨て去り、現世と冥界を繋げて新たなる世界を作るという野望を阻止するというのが本作の大筋のストーリーです。


現世と冥界を繋げる為に、主人公アキトの妹であるマリが般若に目をつけられ、誘拐されてしまいます。

ひょんな事からアキトとKKは融合し、KKの退魔の力を使って悪霊共をバッサバッサとなぎ倒していくのですが、ストーリーがまぁつまらない...


ストーリーの大体の流れが、
アキトがマリと般若の男に追いつく→逃げられる
の流れだからです。

もうね、ギャグかな?
と思いたくなるぐらいワンパターンです。

般若の男に追いつくが妨害され戦闘→逃げられるの繰り返しでした。

正直またかよ...
と思いながらプレイしていました。


さらに、般若の男が妹のマリに何かをしているのですが、何をしているのか全く分かりません。

描写不足過ぎます。




般若の男は、死んだ妻と娘と永遠になりたいとか言っていましたが、現世と冥界が繋がると何が起こるのかよく分からない上に、人物の描写が薄すぎて感情移入もへったくれもなかったです。

唯一しっかり描写されているのは相棒のKKぐらいですかね、主人公ですら掘り下げが微妙でした。


般若の男は、ラストバトルで「死にたくねえよおおおお!!」
と絶叫していましたが、妻と娘とかどうでもよく、本当は自分が死にたくないだけじゃね?
と思ってしまいましたね。

ラストは何か感動的に見せかけていましたが、置いてけぼり感は否めなかったです。

唯一良かったのはアキトとKKの絆が深まっていく過程ですかね、まぁそれも割と急でしたが...


何か最初から最後までそれっぽい雰囲気で誤魔化してゴリ押ししてるストーリーと言った印象でした。

ちなみにメインストーリーだけを追いかけるとめちゃくちゃ短いです。
描写不足に拍車をかけていましたね。



サブクエストも似たようなものばかりで退屈でした。

NPCが全て霊体で、モザイクインタビューみたいな声なのも良くなかったですね。
全く感情移入出来ませんでした。

サブクエストをクリアしても、あっそ...
って感じの感情しか出てきませんでした。



ただ、DLCで追加されたサブクエストはかなりホラー要素満載で面白かったです。

いきなり別ゲーかと思うぐらい雰囲気が変わります。

本編もこんな感じでもっとホラーしてほしかったなぁと思いました。










2.グラフィック・探索要素の感想

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本作は東京の渋谷を中心とした世にも珍しいオープンワールドゲームです。

グラフィックは綺麗な方です。
サイバーパンク2077等のAAA級の綺麗さではありませんが、プレイしていて綺麗だなぁと素直に思いました。

東京の町並みが再現されていて、誰もいない東京の町並みを飛んだり跳ねたり好きに練り歩けるのは本作の魅力ですね。

ただ、設定上仕方ないのかもしれませんが、ずっと暗いです。

天気が夜と雨しかありません。

さらに、人間がプレイヤーしかいないので(化け物しかいない)、探索していて寂しさがあります。

正直、似たような町並みをひたすらウロウロすることになるので、飽きます。


また、探索要素として霊を吸収したり、地蔵を拝んだり、色々とあるのですが、これがまぁ単調でワンパターンでつまらないです。

似たような事をすたすら繰り返す探索の繰り返しですぐに飽きました。

誰もいない寂しい街でつまらない探索を繰り返す、そんな印象のゲームでした。

探索していても、変化が無さすぎてものすごく退屈でした。


どこまで行っても雰囲気ゲーの枠を抜け出せない、そんな印象を持ちました。

刺さる人には刺さる設定だと思いますが、僕はグラセフサイバーパンク2077のようなオープンワールドが好きなので、個人的には合いませんでした。

探索していてもワクワクしないのが致命的でしたね。

どこを歩いても無人、静かで煩わしい敵しかいないのは正直退屈の域を出ませんでしたね。







3.アクション・戦闘の感想

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お次はアクションや戦闘の感想ですが、かなり微妙でした。

アクションは滑空したり、登ったりするのがメインで、あまり面白くありません。
上昇気流を出せる札があるので、真面目に登るのが面倒くさいときはそれに乗ってビューンと上がっていけます。

さらに、その辺にいる天狗にグラップルすれば上に登っていけます。

アクション要素としてはFPSでよくある感じですね、突出して面白い部分はありませんでした。



戦闘ですが、正直単調です。

印を結びながら出す攻撃はカッコいいんですが、最初から最後までやってること変わらないです。

敵と距離を取りながら、オーソドックスな風の弾を飛ばしたり、ショットガンのような水の弾を拡散させたり、グレネードランチャーのような火の弾をぶっ放したりしてるだけで最後までクリア出来ました。


基本的に下がりながら引きゲーして弾をぶっ放すだけで勝てます。

札等もありますが、使わなくてもオーケーというか使いにくいので使わなかったです。


戦闘は正直単調なのですが、本作は敵の種類も少ないので、余計に単調になりがちでした。

戦闘自体、つまらないと言うほどでもないのですが、正直面白くはなかったです。

同じような、ひたすら眠たくなるような戦闘を繰り返す。
そんな印象でした。

最後の方はもう面倒くさくなってエンカウントする敵を全てスルーして逃げ回ってました。








4.システム・UI周りの感想

システムですが、オープンワールドゲームとして快適にプレイすることが出来ました。

マップを開いてファストトラベルが出来るのが快適で、スキルのアンロックシステムや装飾品による火力アップ等、システム周りは良かったです。

UIもこういったオープンワールドゲームとしては分かりやすく、ごちゃごちゃした面倒くさいシステムが無かったのも取っつきやすくて良かったです。

システム・UI周りに関しては特に不満点はありませんでした。










5.総評

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最後に総評です。

本作をクリアした結果の総評ですが...

55点ぐらいです。

全体的に微妙でした。


ストーリー✕
アクション△
戦闘△
グラフィック○
システム・UI◎
世界観・雰囲気○


こんな感じですね。

グラフィックやシステム周りは良かったのですが、それ以外は個人的に微妙でした。

このゲームは無人の幽霊が蔓延った東京を散策出来るオープンワールドで雰囲気ゲーなのですが、残念ながら肝心の雰囲気が合わなかったです。

しかしながら、刺さる人には間違いなく刺さるゲームだと思いますので、購入する際は動画等で事前に確認すると良いでしょう。






       
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