みなさんこんにちは、外出自粛に伴い映画を見始めたダメリーマンのアベです。
ネットフリックスにも加入したので、普段の生活ではなかなか見ない映画をガンガン見てます。
そこで今回僕が見た映画は2011年に放映された
コンテイジョン
という殺人ウイルスのパンデミックものです。
豪華な俳優陣ながらも、殺人ウイルスの感染拡大とパニックが淡々と描かれている作品です。
あれ?何かデジャヴが...
と思う方、正解です。
この作品、今現実で起きてる事態とそっくりなんです。
まるで予言レベルで作中で起きたことが現在現実世界で起こっています。
あまりにも現実と酷似しているのでこれ本当に2011年の作品か?と疑うレベルでした。
殺人ウイルスの感染拡大する様子と人々がパニックを起こして狂っていく様子が淡々と描かれていく怪作です。
その淡々さがまた怖い。
ここからはネタバレ有りの感想になるので、まだ見ていない方はブラウザバック推奨。
まずこの作品を語るにあたって注目すべきはリアル感です。
ハリウッドに有りがちなド派手な演出やオーバーな演出は全くありません。
淡々とパンデミックの恐怖について語られています。
当時はこの淡々とした話故にウケがあまり良くなかったみたいですが、本当にリアルに作られていました。
ウイルスはというと、発症したら約20%の確率で死に至る恐ろしいウイルスです。
作中では発祥源不明、予防策は人と距離を取って引きこもる、手を洗うぐらいしかありません。
ここも新型コロナウイルスとそっくりです。
そして作中で語られるのはウイルスの怖さもそうですがパニックに陥った人々の怖さです。
最初は買い占め程度でしたが、市民は次第に暴徒化し店を襲い始めます。
このリアルさが怖いこと怖いこと。
さらにとあるブロガーが金儲けの為にレンギョウと呼ばれるものが特効薬だと世間に広めます。
自分が被験者になってレンギョウで病気を直したと嘘を語っていました。
しかしこの情報はSNS等でも拡散され、この詐欺ブロガーに大量の信者が付き始めました。
国は利権と利益の為にレンギョウが特効薬だということを隠している!という主張もしていました。
しかしそれもバレてお縄。
1億円以上稼いでいたそうです。
しかしブログの信者達が金を出し合って保釈金を払い保釈。
うーんここらへんもリアルだ...
勧善懲悪とはいかないのがまた現実ですね。
また、この映画ではWHOが出てきます。
このWHOは結果的にワクチンを製造することに成功するなど、リアルのWHOと違って有能でした笑
しかし、情報の隠蔽や出ししぶりは共通していた印象です。
医療崩壊する様や現場の過酷な状況が非常によく描かれており、リアル過ぎるゆえに怖かったデス。
この世界ではワクチンが開発されていましたが、現実での新型コロナウイルスのワクチンは未だに開発されていません。
一体いつになったら新型コロナウイルスに有効なワクチン製造されるんだろうなぁ...
映画ではワクチンが開発されてからはワクチンを強奪する描写もありました、誘拐等ですね。
現実世界でも起こり得るんだろうなぁ...
いわゆる上級国民に最初にワクチンが届くということもありそう。
映画では誕生日毎に毎日ワクチンを配布する抽選を行っていましたが、公平性を期すなら確かに有効だろうなと思いました。
最後の方になったらたまったもんじゃないですけどね(^o^)
そして映画のラストでオチがあります。それは
自然破壊して逃げ出したコウモリの糞が豚に感染して人間に感染した
というオチです。
正確には感染した豚を捌いて手洗いせずに人と握手してしまった。です
きちんと手洗いをしようということですね...
外国は何でも握手したりハグしたりとボディランゲージが盛んです。
今回の新型コロナウイルスの件でそう言った文化も見直されるのではないでしょうか。
というか見直したほうがいい。
手洗いもきちんとして、靴も脱いでから家に上がるという文化にした方が絶対にいいと思うのです、衛生面悪すぎ。
総評はと言うと、
これから見るのであればとてもオススメできる作品です。
昔にこの作品を見ても何か淡々としててつまらない作品だなと感じたと思います。
しかし、新型コロナウイルスが世界中でパンデミックを起こしている現在、コンテイジョンの世界とそっくりな世界になっております。
この映画を見ていると、色々思うところが出てくると思います。
今だからオススメできる、そんな作品です。