皆さんこんにちは、バイオハザードシリーズ大好きサラリーマンのアベです。
2021年5月8日に発売された、バイオハザードヴィレッジ(バイオハザード8)ですが、先日ようやくやり込み完了したので、感想と評価と考察を僕の私見を全開に交えて書いて行こうと思います。
なお、当記事はネタバレ全開ですのでご注意くださいませ。
1.ストーリーの感想
バイオハザードヴィレッジはバイオハザード7の完全続編です。ストーリーもほぼ100%繋がっています。
バイオハザードシリーズでは珍しい作品を跨いだ完全続編となっています。
いわばバイオハザード7が前編でバイオハザードヴィレッジが後編た言ったところです。
さて、ヴィレッジの命題もバイオ7と同じく家族です。
主人公であるイーサンも、ラスボスのミランダも娘、すなわち家族の為に戦っています。
違うのは、イーサンは家族愛であり、ミランダは自己愛です。
対照的な両者の物語が印象的な作品でした。
ヴィレッジはバイオハザードシリーズでは珍しく、自己犠牲と家族愛という描写が濃く描かれており、最後は感動必須のストーリーでした。
イーサンがどんなに壊れても娘の為に突き進む様は父親の真の姿でした。
イーサンは全編通してクソ!とかマジかよ!とかの発言が多く、あまり自分の感情を出しません。
どんな化け物が相手でも、腕を切断されようが、身体を喰われようが、足を切断されようが冷静です。
イーサンは自分が傷つく事にはあまり感情を出さず、身内が傷つけられた時には感情をあらわにしていました。
そしてエンディングでイーサンはカビだと判明し、自分の死期を悟りクリスに娘のローズを預け自爆しました。
その際のイーサンの涙がこの作品で1番印象的でした。
イーサンは自分の死に涙したわけではなく、もう娘とニアと生きていけない事に涙したのでしょう。
イーサンの始めて見せた涙という感情に感動必須です。
一貫して家族愛というテーマを貫き続けたヴィレッジですが、敵キャラも非常に魅力的です。
ドミトレスク夫人を始め、モローやハイゼンベルク等様々な魅力的なキャラクターが存在しています。
ヴィレッジの作品は主人公も含め全員が菌に感染しています。
菌は欲望を加速させる作用も持っていると僕は考えています。
そしてヴィレッジのキャラクターはそれぞれ菌に感染しているので、それぞれの欲望をひたすら満たすために行動しているのです。(イーサン含め)
言わば登場人物皆被害者とも言えます。
どの敵キャラも特異菌に感染して理性が効かなくなり欲望だけを求め続けている悲しき生物達です。
特異菌からいかに理性を保っていたとしても、既に脳幹まで菌が侵食しておりどこか確実に壊れています。
各敵キャラの背景等も含めてゲーム進めるとよりバイオハザードヴィレッジという作品を楽しむ事が出来ました。
今回も色々奥が深くてとても楽しいストーリーでした。
最近カプコンさんの大躍進が止まりませんね、神ゲー製造メーカーとなっておられる。
2.ゲームシステム・戦闘
バイオハザードヴィレッジは、前作のバイオハザード7をベースとして、人気作のバイオハザード4のシステムを融合させたものとなっています。
ヴィレッジはバイオハザード4のオマージュとも言える描写も多く、バイオハザード4をリスペクトした作品でもある事が推測出来ます。
最初のライカン来襲(時間生き残り)もバイオ4の村での1番最初のオマージュだと思います。最初難しすぎて死にまくりました笑
そういった試行錯誤もバイオハザードシリーズの醍醐味ですね。
その中で印象的なのが、デュークの武器商人システムです。
お金やお宝を集めて武器商人に売り、武器を改造していくといったシステムが懐かしくもありこの作品の面白さを際立てていました。
やっぱり武器を改造したりお宝を集めたりするのはワクワクしますね、純粋に楽しかったです。
そしてお次は戦闘システムですが、ベースはバイオハザード7ですが、敵の数もかなり増えていてドンパチ多めのアクション寄りのゲームとなっていました。
バイオハザード7とは対照的なドンパチ多めのアクションゲームとなっており、ホラー感は前作よりも少ないものの、アクションゲームとしての面白さは確実にヴィレッジの方が上でした。
これだけ完成度の高いアクションゲームをやったのは久しぶりで本当にプレイしていて楽しかったです。
個人的に7より楽しくアクション部はプレイ出来ました。
3.グラフィック
グラフィックは文句無しで美しいです。バイオハザード7と比べても人物や敵キャラ、背景が明らかに綺麗になっています。
個人的にニアが美人になっていたのが良かったです。前作はブ○だったので...
今作は明るいステージも多めなのでよりグラフィックが綺麗に見えました。
細かい所までこだわったデティールは流石の一言。
もちろんメイン武器である銃のグラフィックも凄い凝ってます。
武器大好き人間なのでプレイ中は武器を改造する度に魅入ってました笑
ただ、グラフィックが綺麗になった弊害か、PS4版では解像度が900pでフレームレートが45fpsまで落とされています。
PS4proやPS5版では1080pのフレームレート60fpsが安定しています。
なので、普通のPS4をお使いの方はフレームレートが若干悪いので購入の際はご注意くださいませ。
4.イーサンは何者?ストーリーと各キャラの考察
バイオハザード7では主人公でありながらイーサンというキャラクターは謎に包まれていました。どれだけ傷ついても全く動じない様は本当に一般人なのか?と疑問を持たれて居たほどです。イーサンに対して数々の考察がありましたが、イーサンの正体については謎のままでした。
イーサンはアンブレラの幹部説も出ていた程の謎のキャラクターでした。
しかし、バイオハザードヴィレッジでついにイーサンの正体が判明しました。
イーサンはガチの一般人だったらしく、バイオハザード7の序盤でジャックに撲殺されてされて死んでました。しかし、E型特異菌で蘇生していたのです。
要は、カビ菌のBOWということです。
これなら異常な再生能力に説明が付きますね。
回復薬1つで腕や足がすぐにくっつくってどう考えてもおかしいですからね笑
というわけで、ベイカー家もニアもイーサンもみんな特異菌に感染していたわけです。
イーサンは強すぎる精神力でエヴリンの精神支配から逃れていたということ何ですが、ヤバすぎませんかね?本当に一般人なのでしょうか笑
バイオハザード7でジャックが【殺すつもりじゃなかった!】と発言をしていました。
これはイーサンの事を指していたんですね。
エヴリンはイーサンとニアをパパとママにしたかったので、イーサンが死ぬことは望んではいなかったわけです。
なので、特異菌で蘇生させたのでしょう。
さて、イーサンはカビ人間なのですが、ニアは元特異菌感染者で特異菌に抗体を持った人間です。
その二人の子供であるローズはとんでもない力を秘めています。
エンディングを見る限り、ミランダが力を吸われたと言っていました。
ということは、ミランダとエヴリンの能力を併せ持っているという事です。
本気を出せば、全人類を精神支配できるぐらいの能力があるのではないでしょうか?
何が言いたいのかと言うと、ローズは最強のBOWだと言うことです。
ローズはエンディングでまだ力をコントロール出来てはいないと言っていましたが、もしコントロールしたらとんでもない事が出来る事でしょう。
ちなみに、エンディングラスト部分でイーサン?らしき人影が出てきます。
道路右脇の人影です。
この人物はイーサンなのではないか?
と巷で騒がれています。
イーサンは特異菌に感染しており、身体が朽ちたとしても菌がある限り蘇生します。ジャックとかも蘇生してましたしね。
なので、再度蘇生したイーサンの可能性は大いにあると思います。
しかし、物語の終わり的にはイーサンが亡くなっていた方が綺麗に終わりますね。
僕的にはイーサンはあそこで全てを使い果たして死んだという結末を推します。
ちなみに、エンディングでイーサンがローズを左手で最後まで抱きかかえてるシーンがありました。
右手は朽ちてしまいましたが、イーサンの左手は最後まで残っていました。
これはなぜかと言うと、、バイオハザード7の最序盤でまだイーサンが人間だった頃にニアにチェーンソーに左手を切り落とされていたからだと推察します。
イーサンがジャックに殺され、特異菌感染者として蘇生したあとに左手がくっつけられました。
なので左手は感染していなく、食いちぎられた指も再生せずに最後まで残ったのではないでしょうか。
イーサンの心臓は再生していたので、ほぼ間違いないと思います。
こういった伏線がバイオハザード7から様々散りばめられています。
終盤の怒涛の展開は本当に面白いです。
考察のしがいもかなりあるので、考察好きな方にも楽しめる作品でした。
デュークは一体何者だったのか、おそらく貴族の1人だとは思いますが、最後まで謎に包まれていました。
最後のシーンに、父親の物語は終わりを告げるとありました。
なので、文字通りであれば今後のバイオハザードシリーズではイーサンは出てこないのかな?とも思います。
まぁ!イーサンとローズが主役のバイオハザードとか無敵すぎて怖くないですよね笑
というわけでバイオハザード7とヴィレッジ、バイオハザード2作品続けてBOWを操作していたという驚くべき結果でした。
でも最高に面白かったです。
こういう守りに回らない意欲作を出し続けるのはカプコンさん本当に凄いです、今後とも応援し続けます。