皆さんこんにちは。
今回は、なぜ若者が結婚しなくなったのか?
出生率を交えて、理由を解説して行こうと思います。
1.日本の出生数について
まず最初に、現在の日本の未婚率・出生率について話していきます。まず日本の未婚率ですが、こちらのグラフをご覧ください。
50歳時の未婚率の割合ですが、
1990年には約5%に対して、
2020年には男性25%、女性16%に達しています。
この30年で驚くほど未婚率が増えました。
また、未婚率低下に伴い日本の出生率もとんでもない事になっています。
1990年の出生数は約122万人でしたが、
2021年の出生率は約80万人まで低下しています。
この30年で三分の一も出生率が低下していることになります。
これはとんでもない事で、まさしく国の危機と言っても過言ではありません。
このままいくと将来、老人ばかりで若い労働力がいなくなり、税金も納められなくなり、年金を始めとしたあらゆるインフラが崩壊する未来が訪れるかもしれません。
ではなぜ日本の若者は結婚しなくなり、子供をつくらなくなったのか?
その理由について話して行こうと思います。
2.お金がないから
まず、若者は基本的にお金がないです。若者だけでなく、終身雇用が終わりを見せる世の中、非正規社員も少なくなく、中年世代でもお金がない人が多いです。
なんなら正社員で働いてる人でも、低賃金を理由にお金がない人も多数存在しています。
結婚・出産・子育てをするにあたり、お金は沢山かかるものです。
本当に信じられないぐらいお金がかかります。
自分の事だけでも金銭的に精一杯なのに、家族を作り家庭を持ったら共倒れになりかねません。
お金がない=心にも余裕を持てない
ので、今後も結婚数が増える希望は持てないかもしれませんね...
3.将来が不安だから
現代の若者はお金がないだけでなく、将来に漠然とした不安を抱えています。
低賃金、終身雇用の崩壊、年金問題、世界情勢、税金の増加、エネルギー問題、物価高騰、少子化などなど、将来の不安要素をあげればきりがありません。
国の政治で、これらの問題が解消されることが感じられない現代、若者だけでなく、国民全体が将来への不安が蔓延している状態です。
ここ30年は国として全く成長していないばかりか退化しており、明るい将来がイメージ出来ません。
漠然とした将来の不安が蔓延している今、結婚して家庭を持つというリスクとも言える行為が敬遠されてきているのが現状です。
現在の自分の生活を維持するだけでも精一杯な人が多い中、将来の漠然とした不安を持ち、家庭を持つという事がどれだけ大変かを皆分かり始めているのです。
一時期のベビーブームのような産めや増やせやという好景気は二度と来ないかもしれませんね。
4.娯楽が溢れ結婚に魅力を感じないから
昔と比べ、現代では娯楽が溢れかえっています。技術の進歩により、お金がなくてもスマホやパソコンやゲームがあれば無限に暇つぶし出来る時代になりました。
さらに、お金をかけて旅行等の色んな趣味に没頭する人が増えています。
何が言いたいのかと言うと、
別に結婚しなくても人生楽しいんですよね。
一昔前は結婚しないと身内から圧力をかけられたし、変人扱いを受けていましたが、現代では結婚しない人が多いので特に不思議はありません。
世間体も気にする事も特に無くなって来たので、余計に結婚に魅力を感じなくなっている人が増えているわけです。
1人でも楽しく生きていけるのであれば、結婚に魅力を感じなく人が増えるのも当然かもしれませんね。