皆さんこんにちは、アベです。

先日、仲のいい友人と久しぶりに会い二人で飲んでいたのですが、とある同級生の話題になりました。

それは、高校時代に歌手を目指していた同級生Aについてです。

僕の高校は超がつく程のド底辺高校なのですが、それでもその同級生Aは歌手を目指していました。

ちなみにその同級生Aは男です。

今回は、そんな歌手を目指していた同級生Aについて過去と現在について話して行こうと思います。






1.高校時代の同級生A

高校時代の同級生Aとは、そこそこ仲が良かったです。

学校が半日で終わった時は、たまに皆でカラオケに行ったりしていました。

カラオケでは同級生Aの歌はそこそこ上手かったです。

聞き惚れるとかそういうレベルではないけれど、まぁ上手いかなぁと思うレベルでした。

そんな同級生Aがカラオケで熱唱後にとんでもないカミングアウトをしました。

それは、将来歌手になるのが夢なんだ。
といった衝撃的な内容でした。

最初は完全に冗談かと思って皆で囃し立てていたのですが、どうやら真剣の様子。

昔から歌手になるのが夢だったとカミングアウトしていました。

そんな真剣に夢を語られたら、「頑張れよ!」としか言えないので、皆は内心無理だろ...と思いながら表面上応援していました。

同級生Aの歌はそのへんの素人に比べたら上手い方でしたが、聞き惚れる程のレベルでもなかったですし、カラオケだと上手いかなぁと思うレベルでしたので、おいおいまじかよと当時の僕達は思っていました。

そして高校時代が終わりを告げ、同級生Aは歌手を目指さすべく歌手の専門学校に入学していきました。








music_recording_singer_man

2.専門学生時代の同級生A

同級生Aは歌手を目指すために、専門学校のボーカルなんちゃら科というところに進学していきました。

その頃はまだ定期的に連絡を取ったり、たまに会ったりしていました。

当時の年齢の僕は、ニートとフリーターを行ったり来たりしているボンクラだったので、キラキラと夢を語る同級生Aが羨ましくて仕方なかったです。

同級生Aは歌の勉強を沢山してて、発声の仕方やミックスボイスのやり方等を熱心に語っていました。

また、同級生Aは専門学校の仲間たちとバンドを結成したらしく、小さい箱でライブをしていました。

その様子を語る同級生Aに僕は、もしかしたら本当に歌手として成功するのではないか?
と思いました。

同級生Aに歌を聞かせてもらいましたが、とても上手くなっていて、本気でいけるのでは?
と感じました。

同級生Aはとにかく生き生きとしていて、人生が楽しくてしょうがない様子でした。
その様子を見てニートとフリーターを繰り返していた僕は眩しすぎて嫉妬すらおぼえた程です。

そうして同級生Aは専門学校を卒業し、僕はその頃短大に入学しました。

同級生Aは卒業時、まだ事務所属のプロにはなってなく、オーディション等を受けてプロを目指すと言っていました。






3.10年後の同級生Aの末路...

同級生Aの専門学校卒業以降、僕は同級生Aと音信不通になっていました。

そしてつい先日、別の同級生の友人と話したところ、現在の同級生Aの動向を10年越しに知ることができました。

結論から言うと、現在ニートになってるそうです。

自宅に引きこもり、アルバイトすらやっていないと言っていました。

友人の話では、同級生Aは専門学校卒業後、バンド活動等やアルバイトを続け、プロデビュー目指して頑張っていたそうですが、インディーズでも花開く事なく、メンバーが全員脱退して心が折れたようです。

その後就職活動をしたりしている時期もありましたが、一向に正社員として就職先が決まらず、アルバイトを転々としてたそうですが、現在は引きこもりのニートになってしまったようです。

同級生Aら歌は確かに上手かったのですが、メジャーデビューもできず、インディーズでも人気が出ず、夢半ばで散ってしまいました。

ただ歌が上手くてもダメなんだなぁとプロの世界の厳しさが分かりましたね。

歌は上手くて当たり前、そこに声質や容姿、強運も持ち合わせてないと歌手としてプロデビューするのは難しい世界なのですね。

また、プロデビューしたとしてもすぐに消えてしまう歌手も沢山います。

本当に厳しい世界なのだと痛感する話でした。

ちなみに僕は短大を卒業して現在サラリーマンとして働いています。
the普通の人生です。

同級生Aの人生がこれから報われる事を祈ります。








       
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