皆さんこんにちは、ダメリーマンのアベです。

僕は雇われサラリーマンとして新卒の時から10年近く会社員として勤務しています。

そんなサラリーマン生活ですが、我慢する事ばかりです。
パワハラだったりモラハラだったり、理不尽な要求だらけだったりで毎日精神が擦り切れそうになる時もあります。

ペーペーですから当然と言えば当然ですが、雇われ会社員の身分上どんな理不尽な事も従わざるを得ないときばかりです。



ではサラリーマンが嫌なら独立すればいいじゃない!
と意気込んで脱サラして独立した同級生が居ます。


そんな僕の同級生ですが、何と居酒屋経営を始めたのです。

僕は独立した同級生とはそんなに仲は良くなかったのですが、何と別の友人伝いに店への招待が来たのです。

そして久々に実家に帰る傍ら、その脱サラした同級生が経営する居酒屋を訪問しました。

店はオープンしたばかりであり、脱サラした店主の同級生の他に、僕の仲の良かった同級生の友人達な何人か居ました。

脱サラした同級生はこれから頑張るぞ!と意気込んでいたのを今でも覚えています。


えー、結論から言います。
1年半程で潰れました。

では何故同級生の居酒屋は潰れたのか?残った借金などなど色々と語って行きたいと思います。





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1.オープン当初の様子


先程、オープン当初に僕が同級生の居酒屋にお邪魔した時の話になりますが、オープン当初はとても盛況でした。

僕達以外にも客がほぼフルに入っており、脱サラした同級生店主もニコニコでした。

個人店舗にしてはそこそこ広く、座敷席が8席ぐらいあり、他はカウンター席でしたが、ほぼ満席。その時は凄いなぁと素直に感心しました。

同級生脱サラ店主も、「この店はまだ序の口、これから店舗を拡大してどんどん会社をデカくしていく!
と意気込んでいました。

僕達サラリーマンにも、「いつまでサラリーマンなんてしてるの?会社の奴隷だよ?今どきは起業しなきゃ!!

などなどイキッた発言を多々されたのは少々気になりましたが、結構お金もかけていて借金もしている様子でしたので、応援していました。

まぁ僕はこの後2度とこの店に顔だして無いですけどね。

この店主の事はもともとあまり好きではなかったのですが、昔の仲の良かった同級生達と飲みたかったから訪問しただけでしたので...

ちょっと私情も入ってしまいましたが、オープン当初はとても盛況で大繁盛していましたよという話でした。






 tatemono_izakaya

2.1年半後の様子

それから約1年半が経過した時、友人から僕のLINEに連絡が入りました。
あの居酒屋潰れたってよ

という衝撃的な内容でした。

早くね!?と思いましたが、飲食店経営のことを少し調べてみるとそう珍しくは無いことみたいです。

友人に電話して詳細を聞いたのですが、同級生脱サラ店主は死んだ顔で生気を失っていたようです。

借金も抱えるようになり、本当に大変な現実がこれから待っているという話でした。

現実は厳しいですね。

彼はこれからどうするのでしょうか?自己破産?真面目にサラリーマンとして働く?
僕には現在彼が何をしているのかは分かりません。

というか怖くてあまり聞きたくないです。




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3.潰れた理由、残った借金、末路...


友人から聞いた話ですが、同級生脱サラ店主の残った借金は1000万円以上です。

店舗は売ったみたいですが、足元を見られ激安で買い叩かれたらしく、改装費その他諸々の出費を合わせるとそれぐらいの借金が残ってしまったみたいです。

同級生脱サラ店主は自分の貯金は勿論の事、融資だけでなく、親や友人からもお金を借りていたみたいです。

あまり好きでは無かった同級生とは言え、さすがに心が痛みました。

オープン当初はあれだけイキッて僕達サラリーマンを馬鹿にしていたのに、1年半後にはこうなるのかと、独立起業というのは本当に恐ろしい競争社会なんだなと思いました。
南無三。



さて、この居酒屋が潰れた理由ですが、友人から聞いた話と僕なりの考察で話して行きます。

まず第一、立地が悪かったです。
僕の地元は車社会ですが、そもそも駅から離れてるし車が無いと行けない所に立っていました。
個人居酒屋でこの立地は割と致命的ではないでしょうか。


さらに、固定客が全く定着しなかったようです。

地元型の居酒屋だと地元民に愛される必要がありますが、上手く行かなった様子。
まぁ同級生脱サラ店主は態度もあまり良くないですし、しょうがないかな...と言った印象です。

やっぱり居酒屋は気持ちよく接客されたいですよね、明るくて愛想の良い店主が1番です。
しかも同級生は世間一般的にまだ若いですから尚更だと思います。


ここからは僕個人の感想なんですが、とにかくメニューが高かったです。

だし巻き卵800円とか超強気な値段でしたからね。

もちろん飲み物もチューハイやサワー1杯600円たかちょっと割高でした。

これで特別店舗に高級感とか、料理がかなり美味しいとかなら話は分かるんですが、チェーン居酒屋の方が上手くね?
と僕は感じました。

内装も特に凝っていない普通の居酒屋だったので、何の特別感もなく、ただただ高くて上手くない料理と酒が提供されていました。

これじゃ一見客しかつかないのも納得しちゃいます。

金を稼ぐことにとにかく必死だったのでしょうが、客のニーズに合わせて商売しないと客は馬鹿じゃないですから、定着するわけないんですよね。

立地も悪いですが、後者の方が居酒屋が1年半で潰れた理由だと僕は思いました。

飲食店とか居酒屋って競争激しいから新規出店は周りと差別化しないとダメって事ですね、勉強になりました。





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4.脱サラして飲食店の経営は難しいんだなと思いました


脱サラ同級生の居酒屋が1年半で潰れ、1000万以上の借金が残ったという現実を知ったとき、独立して飲食店を経営する事の厳しさを知ることが出来ました。

誰にも命令されず、ノビノビと仕事を出来る!とサラリーマンは思うかも知れませんが、実際は長時間労働、接客、料理、お金の問題とめちゃくちゃシビアです。

特に客が来ないとお金の問題で生活自体出来なくなる可能性もあります。

さらに昨今は新型コロナウイルスの影響でなおさら厳しいと言わざるをえません。

今後また拡大が広がっていきどんどん飲食店が規制されていくのも予想されますし、何があるか分からないですからね、非常にリスキーです。

ちなみに僕の同級生脱サラ店主の居酒屋は新型コロナが流行る前に潰れました。

コロナが重なっていたらより早く潰れていたかも知れません。

ここで僕が何を言いたいのかと言うと、
サラリーマンってリスク無いし以外と楽なんだな...
と言うことです。

上司からパワハラされて理不尽な事を言われるかも知れないですが、そうそうクビになる事もないですし、借金を背負う事もないです。

毎月安定した給料をもらうことができ、生活する事には不安はないわけですから、会社にぶら下がっているというのも、僕みたいな無能な人間からしたら悪くないんじゃないかと思います。

むしろ、僕が独立して成功するビジョンが見えないので、サラリーマンとして会社にしがみつくのは良い選択肢に感じます。


同級生脱サラ店主が居酒屋を始めたとき、正直羨ましかったです。
なんなら僕も始めてみようかしらと思ったぐらいです。

脱サラして自分の城を持って繁盛させていく、夢がありますよね?一攫千金が待っているかも知れません。

僕も一瞬そんな未来を夢見ましたが、そんなにバイタリティは無かったので諦めましたが、今では正解だったかなと思ってます。


独立して起業することには夢もありますが、その反面とんでもないリスクもあります。

僕みたいな保守的な人間はそのリスクを取ることが出来ないです。
サラリーマンとして会社に飼われながら生きるのが関の山かなと。

一発は無いですが、無難に人生を生きるという選択肢が僕には合ってるなとしみじみ思いました。

同級生脱サラ店主よ、これから頑張ってくれよ。奥さんと子供にはつらい思いさせないで欲しいなと祈ります。













       
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    コメント

     コメント一覧 (1)

      • 1. mk
      • 2021年12月21日 11:55
      • マスターベーションでしかない経営は長続きしないものさ。
        下手なこだわり(笑)とプライドは身を滅ぼす。
      • 0
        アベ

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