皆さんこんにちは。

先日、Switch版のクライスタをクリアしました。

今回は、クライスタの感想と評価について、ネタバレ有りで話して行こうと思います。





1.ストーリーの感想・考察

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本作のストーリーの感想ですが、こぢんまりとした世界観でご都合主義満載でしたが、中々楽しめました。

理由としては、人間の負の部分もしっかりと描写されており、ギスギスした関係がしっかりと描かれていたからです。


本作の主人公は零ですが、他の仲間たちもそれぞれ目的があります。


零→妹を助ける
心衣→復讐
千→正義
777→愛情・友情


ざっとこんな感じですかね。


それぞれの目的を達成する為に、辺獄の管理者であるメフィスとフィレスに良いように使われる辺獄の犬として幽鬼(元人間)を狩り続け、イデア(理念)を回収していくのが大筋の物語です。


色んなキャラクターの思惑が交わり、二転三転しながら物語は進んで行きます。




さて、早速クリアしたので、ざっと本作のまとめと考察を実施します。





アナムネシス千の母親、みらいへの復讐とヨミガエリの為に辺獄で幽鬼として戦う。
ヨミガエリを果たした幡田みらいを再度辺獄へ引きずり込む。零は巻き添えに。


幡田みらい零の義理の妹、元幽鬼の姫。
3年前に一度両親と交通事故で亡くなるが、幽鬼の姫として生者も死者も狩り尽くしてヨミガエリを果たす。
何かとバトル・ロワイアルをさせたがるクズ。
零が大好き過ぎる異常者。



メフィス・フィレス辺獄の管理者
文字通りの悪魔であり、人間の理念を回収することを目的とする相当な性悪のクズ。
人間をゴミや玩具としか思っていない。



幡田久遠→産まれる事なく亡くなった零の双子の妹。
零の魂に引っ付き、並行世界の真理念を掻き集めて零達に託す。
零が大好き。



幡田零→本作の主人公。
発狂して殺めてしまったみらいを助ける為に奔走する。
作中中々のメンヘラっぷりを発揮するが、15歳であの重すぎる設定では無理もない。
最後の最後で主人公として覚醒する。



777→ネグレクト?虐待?されて亡くなった可哀想な子供。
メフィスとフィレスに幽鬼にされて狂っていたところ、零に救われて零が大好きになる。



心衣→アナムネシスに子供とクズ男を○された女子大生。
男を見る目がない色々と可哀想な境遇の関西人。
唯一の大人だが、精神年齢はあまり高くなさそう。



→正義厨。
最初から最後までいまいち良くわからなかった。
千の言う正義がよくわからん。





とまぁこんな感じですね。



久遠が真理念を掻き集めて零達に並行世界の記憶をくれたことにより、仲間たち全員が結束し、最後は元凶であるメフィスとフィレスをぶち○します。

エンディングでは、
アナムネシスとみらいはヨミガエリせず、新たな命へ転生することに。
セレマは復活。

777は新たな辺獄の管理者として上手くやっているようです。

零達は辺獄の様子を見ながら日常系生活に帰ることに。

めでたしめでたし
と言った大団円でした。



物語自体は割と良い終わり方をするのですが、エンディングまで行く過程が鬱展開しかありません。

登場人物全員の設定が重すぎる上に、仲間たちと殺しあいもさせられます。
全滅エンドもあり。

見た目上は可愛い美少女達しか居ないのですが、内容はくっそ重たいです。

しかしながら、そのギャップでストーリーを楽しめたのかもしれません。

新鮮味があり楽しめました。









2.アクションの感想

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本作のアクション要素ですが、かなり残念な出来となっています。

本作はステージクリア型のアクションであり、
アクションゲームでよくある弱攻撃と強攻撃とスキルと回避で戦うアクションです。

仲間が合計4人いるのですが、正直777以外雑魚でした。

理由としては、近接攻撃が弱すぎる点にあります。

リーチが異常に短く終始イライラしっぱなしです。
距離を取る敵相手だと攻撃がスカリまくつまて当たりません。

さらに、近接は火力が特別高いわけでもなく、アクションが非常にモッサリしている為、被弾しまくります。
終盤になるとゴリ押ししてるとすぐ死にます。


その点、777は唯一の遠距離攻撃主体のキャラで、リーチも非常に長く、手数も多く、火力にも優れており文句なしの最強キャラです。


魔法攻撃を上げ、状態異常無効等の装備を整えると、鬼神の如き強さになります。

操作キャラクターは4人いるのですが、スキルも非常に優秀な為、777以外全く使わなかったです。


まぁひたすら同じことを繰り返す完全な作業ゲーになるんですけどね。

正直アクション部分についてはかなりつまらないです。

モッサリしていて爽快感も無いアクションでした。
多分777が居なかったらダルすぎてギブアップしていたかも知れません笑









3.キャラクター・グラフィックの感想

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キャラクターについてですが、とても良かったと思いました。

どのキャラクターも個性があり、しっかりと掘り下げられていました。

ビジュアル的にも可愛い女の子ばかりですので、その手のゲームが好きな人には刺さるのではないでしょうか。

ただし、設定が非常に重く、全体的に暗いので人を選ぶかもしれませんが...

何はともあれ本作はこのキャラクターとストーリーで成り立っていたと言っても過言ではないでしょう。

クズキャラが多いのも○



グラフィックについてですが、ミドルプライスのインディーズゲームレベルのグラフィックでした。

キャラクターも背景も微妙。
エフェクトも全て微妙。
マジでこれフルプライスなん?
と疑いたくなるレベル。

が、しかし、立ち絵はとても綺麗です。

グラフィックに期待するのはやめましょう。









4.その他システムの感想


その他システムについてですが、UI等大きく不便に感じる点はありませんでした。

微妙だと思った点は、装備品の名前が分かりにくいといった点でしょうか。
あとは装備のソート機能がやりづらいことぐらいですかね。


良かった点として、戦闘中のオートアイテム機能が神でした。

オートアイテムは何個でも設定可能で、HPが減った時や、状態異常になったときに自動で回復してくれる神機能です。

これのおかげでクソつまらないモッサリ戦闘のストレスがかなり軽減されていました。

逆に言うと、この神システムがなければキレそうになるレベルでイラつくと思われます。

本作は被ダメージも高く、息を吐くように状態異常にかかるため、1回1回メニューを開いてアイテムを使用していたらストレスがフルマックスで間違い無しでしょう。

この神システムを搭載した開発者に敬礼。









5.総評

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最後に総評になります。

点数にすると、60点ぐらいでしょうか。


ストーリー○
キャラクター○
システム○
アクション✕
グラフィック✕


こんな感じですかね。

ストーリー、キャラクター、システム、世界観はいいんですけど、プレイ時間の大半を締めるアクション部分の酷さが悪目立ちしていました。

これならノベルゲーでよくね?
と少し思ってしまった程。

これでアクションが面白ければ文句なしの良作だったと感じました。










       
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