皆さんこんにちは、アベです。

最近、昔流行っていたゲーセンが潰れるというニュースがネット上でチラホラ見ます。

大きいゲーセンが潰れているということは、街の小さなゲーセンも勿論バタバタ潰れています。

では何故ゲーセンが続々と潰れてオワコン化しているのか?

今回はその理由5選を話して行こうと思います。






1.コロナ禍

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ゲーセン業界に大打撃を与えたのは間違いなくコロナ禍です。

ゲーセンって、ビデオゲームもメダルゲーセンもUFOキャッチャーも全て接触型の筐体なんですよね。

不特定多数の人間が素手でベタベタ触るものですから、コロナ禍においてかなりの感染リスクとなります。

その結果、ゲーセンはコロナ禍以前と後では目に見えて業界全体の売上が落ちました。


ゲーセンは接触型の筐体ばかりなのと、密室に人が集まるとの理由でコロナ禍ではかなりの向かい風となってしまいました。

コロナ禍中に潰れてしまったゲーセンは数多くあります。

体力がないゲーセンからどんどん潰れていってしまいました。

あの大手企業であるセガでさえコロナ禍を理由にゲーセン事業から撤退しました。

コロナ禍におけるゲーセンへの大打撃は計り知れないと言えるでしょう。

昨今はコロナにおける認識も世間では変わってきており、業績は回復傾向ではありますが、まだまだコロナ禍前に比べたら業界全体で売上は減少していますね。

余談ですが、これを機に非接触型の筐体が増えるかなと思いましたが、そんなことはありませんでした。






2.家庭用ゲームの普及

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ゲーセンの最大のライバルは家庭用ゲームです。

昔は対人戦と言えば面と向かって対面でオフラインでゲーセンの筐体で戦う。
というのが定番でした。

未だネットが普及していなかった時代の話ですが、間違いなくその時代がゲーセンの全盛期と言えるでしょう。


その時代は、ゲーセンは対戦ゲーム交流の場としてとても盛り上がっていました。

100円を握りしめ、熱い戦いを筐体越しに繰り広げ、情報共有をしてお互いに高め合うという営みが各種ゲーセンで盛んに行われていました。


しかし、今では家庭用ゲームの進化が止まらず、完全にゲーセンでやらなくてよくね?状態になっています。


1プレイ毎に100円を入れなくても良いですし、わざわざゲーセンに行かなくても高品質な対戦ゲームが家で出来てしまう時代になりました。


そりゃわざわざゲーセンでプレイする人も減りますよね。

その結果が、ゲーセンで筐体を使ったビデオゲームというものは見事に廃れ、今ではプライズゲームだらけになっています。

昔あったゲームへの熱気が今のゲーセンからは感じられません。


時代のうつりかわりでしょうが、少し寂しいですね。

いまだにビデオゲームで盛り上がってるのは家庭用で手を抜いてアケでアプデしまくってるガンダムVSシリーズぐらいではないでしょうか。

後は音ゲーがチラホラって感じですね。







3.スマホゲームの普及

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家庭用ゲームのみならず、昨今ではスマホゲームの普及も著しいです。

ソシャゲが大流行しているのは皆さん知っての通りですが、オンラインUFOキャッチャーなるものも出てきています。


スマホ上でプライズゲームをプレイすることができ、商品を取ることが出来たら商品が郵送で送られてくるというゲームです。


最大のライバルである家庭用ゲームのみならず、スマホゲームの普及もゲーセンへの多大な追い風となっています。


単純にゲーセンよりもっと手軽な娯楽が増えたという事でもありますが、時代の流れには逆らえないですね。

スマホゲームも当たればデカいので、各企業は儲からないゲーセン向けのゲームの開発よりスマホゲームにお熱です。

儲からない事業は見限られていくのは世の常なので、これからもゲーセン事業は縮小していくことでしょう。

正直また再ブームが起こらない限りは厳しいかと思います。








4.筐体が高すぎる

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ゲーセンの筐体ですが、開発費も製造費も高く、開発側もゲーセン側も儲かりません。

ゲーセン側は筐体を買ったりレンタルしたりするわけですが、費用が高いです。


ゲーセン業界も縮小しており、メンテナンス等も大変の為、メーカー側も高い開発費をかけてゲーセン用の筐体を開発することが目に見えて減っています。


家庭用ゲームとの差別化の為に、筐体自体の工夫や特別な趣向も必要があり、筐体もデカく成りがちで映像のリアル化も進み、開発費が高騰しています。


メーカー側も採算が取れるように努力をしていますが、年々新規筐体は減っているのが現状です。


一つのゲームの為に筐体を作るというのはとても効率が悪く、メンテナンスも大変な為に採算も取りにくいのでお金をかけるほどメーカー側もゲーセン側も共倒れとなってしまいます。


ユーザーからすると1プレイ100円って高くね?と思ってしまいますが、ぶっちゃけメーカーやゲーセン側からするとそれでも安いぐらいですね。










5.各種固定費の激増



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先程、筐体等の開発費や価格も高騰していると話しましたが、ゲーセン側の固定費も高騰しています。


昨今では人件費も上がっており、中でも電気代の高騰がかなり痛いです。




ご存知の通りゲーセンのゲームは全て電気で動いており、プレイしていないゲームもガンガン動いている為常に電気を使っています。

なので、不人気のゲームでも昨今のバカ高い電気を消費しているため、電気代が馬鹿にならない状況になっています。


さらに言うと、物価や消費税や固定費が上がっている中、各種企業は値上げをしていますが、ゲーセンはずっと1プレイ100円で営業を続けています。

ゲーセンの値上げは筐体の関係もありとても難しいです。

こういった値上げ出来ないという縛りもゲーセンを苦しめています。


こういった事情から、ゲーセンはどんどんオワコン化してしまっています。

ゲーセンが生き残るには最早効率の良いプライズゲームに縋るしかないのが現状となっていますが、今後どうなっていくのでしょうか。





       
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