皆さんこんにちは、ゲーム大好きサラリーマンのアベです。

先日、PS4版のプレイグテイルイノセンスをクリアしました。

早速プレイした感想や評価、考察等を話して行こうと思います。

ちなみにネタバレありですのでご注意を。




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1.ストーリーの感想

まず本作のストーリーですが、1349年のフランスが舞台です。
the plague(疫病)、いわゆるペストが蔓延している時代の話です。
ネズミがペストという疫病を流行らせていた時代の話です。

主人公であるアミシアとユーゴは領主である父ローベルと、錬金術師の母ベアトリスと裕福な生活をしていました。

しかし、なぜかユーゴは隔離されており、兄妹で合うことはありませんでした。

そんなある日、ユーゴを狙ってきた異端審問官に父ローベルが殺害されます。

そしてアミシアとユーゴは命からがら逃避行の過酷な旅が始まります。
人を食い殺す大量のネズミと異端審問官に狙われながら...

という非常に過酷なストーリーです。
残虐描写もこれでもかというほど存在し、グロや人が死ぬ描写が息を吐くようにあります。

主人公であるアミシアと弟のユーゴを中心とした少年少女達の心の変化が特に見どころの作品です。

ちなみに本作は一本道のストーリーを追うステルスゲームとなっています。

設定上リアルな話かと勘違いされがちですが、本作はダークファンタジーです。
決してリアルな話ではなく錬金術等が絡んだダークファンタジーものとなっています。

アミシアとユーゴの逃避行の中、似たような境遇の子供達と手を組み初め、最終的には復讐活劇になります笑

ストーリー自体は先が気になる話になっており、ダークな世界観が僕は大好きなので最後まで気になって楽しくプレイする事が出来ました。

ただ仲間が途中で脱落していくのは見ていて辛かったですね。
ストーリー自体は分かりづらい部分も多々ありますが、惹き込まれる部分も多かったです。

最終的にユーゴとラスボスであるヴィタネスのサイキックネズミバトルが始まり爆笑してしまいました。

多分本人達は至って真面目の超シリアスバトルなんですけど、ファンタジーすぎえ笑えます。

汚いディズニーランドというワードが頭に浮かびました。
コマけぇこたぁいいんだよ!
という気持ちでプレイするとストーリーは楽しめると思います。

ちなみにストーリーやキャラクターの考察については後述しますので気になる方はそちらをお読みください。




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2.キャラクター・グラフィックの感想

まずはキャラクターですが、洋ゲーにしては珍しく皆端正な顔立ちをしています。

昨今はポリコレ圧力等が凄まじいものとなっていますが、本作は普通に主人公含めて美形です。

よくあるポリコレに汚染されたゴリラ女じゃないのでとても好感が持てました。

また、二児の母であるベアトリスも超美人です。
ユーゴも可愛い顔立ちをしているので、キャラクターグラフィックはかなり良いです。

また、背景ですが超美麗グラフィックというレベルではないですが、中世ヨーロッパの雰囲気が濃縮されていて歩いてるだけでワクワクしてきます。

ダークファンタジーの世界観にマッチした荒廃的な背景グラフィックはとてもクオリティが高かったです。





3.アクションの感想

アクションについてですが、基本的に本作はステルスゲームです。

か弱い(大嘘)少女と少年の二人旅である為、装備が整う序盤〜中盤辺りまではステルスゲームです。

さらにパズル要素というか謎解き要素も多々存在しており、難易度は高すぎず低すぎずと言った具合。
パズルを解きながらステルスしつつ時には敵を倒しながら進んでいきます。

主人公であるアミシアはスリングと呼ばれる投石武器を持っています。


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基本的に石ころをぶん投げて敵を殺害しまくります。

クラフト(錬金術)要素もあり、様々なものを作りながら困難に立ち向かっていくわけです。

後半は色々なものを作れるようになる為、容易に敵を殺害しまくれます。
スリングをアップグレードしまくればバーサーカーと化します。

ステルス、アクション、謎解きとバランス良く楽しむ事が出来ました。

ただしアミシア自体は少女である為、身体能力は低く、スリングを外すと一瞬で殺されます。

また、弾の切り替えがモッサリしておりストレスを感じるときが多々ありました。


いわゆる死にゲーに分類されるゲームでもありますので、そこら辺注意かもです。オートセーブが頻繁に行われているのでストレスはあまり感じませんが。

全体的に、かの名作のラスト・オブ・アスに近いアクションシステムだと感じました。(クラフトも含めて)

特徴的なのはネズミです。
一歩間違えると一瞬でネズミに食い殺されます。

絶えず緊張感を持って楽しくプレイする事が出来ました。






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4.ストーリー考察

僕なりにプレイグテイルイノセンスの考察をしていこうと思います。

まず、本作におけるネズミですが、
ネズミ=プレイグ=疫病=ペスト

という図式になります。
ネズミの存在自体が疫病そのものの原因であり驚異そのものです。

つまり、ネズミを自在に操る事が出来るようになれば圧倒的な力及び権力を手にする事が出来るわけです。
世界を平和にする事も好き勝手に破壊するのも思うがままということですね。


そしてユーゴの病の正体ですが、
プリーマ・マキューラと呼ばれる錬金術の禁書に書かれているものでした。

マキューラは何とネズミを自由自在に操る事が出来る能力を宿しています。

覚醒したユーゴはネズミ=疫病を自在に操れるようになり、絶対的な支配の力を手に入れます。

そしてラスボスである異端大審問官のヴィタリスはそんなユーゴの血が目的でした。
ユーゴのマキューラの力を得るために異端審問官達はユーゴを追い回していたわけです。

何故ユーゴにそんな力が備わっていたのか?
ヴィタリスの目的はなんだったのか?

作中ではなんと判明しません。

ヴィタリスは絶対的な力と権力を持って世界を支配したかったのかな?とかそんな想像ぐらいしかできません。

正直、謎だらけで終わります。
しかしながらアミシアとユーゴはなんだかんだでヴィタリスを倒し、平和に暮らしていくという物語の結末でした。

しかし、2022年である今年のうちに続編であるプレイグテイルRequiem(レクイエム)が発売するらしいです。

続編で本作の物語の謎が解明される可能性があります。
本格的な考察は続編が出てからになりそうです。

元から続編を作るつもりだったのかもしれませんね。



5.総評:良ゲー


総評ですが、良ゲーです。

ストーリー○
グラフィック○
世界観◎
アクション○
ステルス○
システム○
快適性△

こんな感じですね。

全体的にクオリティが高い作品でした。

操作性が若干悪いなど、細かい不満点もありますが、それを補って余りある世界観の良さがありました。

15時間前後でクリア出来ますので、人によってはボリューム不足に感じるかもしれませんが、ゲームの内容はとても面白かったです。
フルプライスで買ったらちょっと肩透かしくらうかもしれませんが笑

現在プレイグテイルイノセンスは中古で安く販売されている為気になった方はぜひともプレイしてみてはどうでしょうか。





       
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