皆さんこんにちは、ダメリーマンのアベです。

日本でNHKを知らない人っていませんよね?
誰もが知る公共放送している局の事です。

公共放送とはなんぞや?
簡単に説明します。

公共放送とは、営利を目的とせず、国家の統制からも独立して公共の福祉の為に行う放送の事を言います。

要は、国民から受信料を半強制的に徴収して公共の福祉と文化向上に寄与に貢献するというのがNHKの理念なわけです。

さて、そんなNHKについて僕が思った事があります。
それは、災害の報道についてです。

他にもNHKについては思うところが色々あるんですが、今回は割愛してNHKの災害の報道の在り方について痛烈に批判していこうと思います。

今回の記事は僕の私見も多分に交じっています。






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1.NHKの東日本大震災の時の報道


まず最初に、東日本大震災が発生した時のNHKの報道について話していきます。

日本の災害と言えば東日本大震災がここ最近で1番被害が大きかった大災害です。

死者数は1万5899人です。
あまりにも痛ましい災害でした。

東日本大震災の大地震が発生した直後、NHK報道者はいち早くヘリコプターに乗り込み、リアルタイムで地震後の津波の様子を生中継で放送していました。

大津波の影響で他の民法のヘリは出せなかったようで、NHKは偶然空港の近くに報道官と隊員が居たのでいち早く出立して大津波の生中継ができたそうです。

大津波の様子をリアルタイムで生中継できたNHKのみでした。ここはとても凄いと思います。

また、東日本大震災では津波の予報がかなり前の段階でできていました。

これは世界初の快挙で、災害に人類がようやく先手を取れた世界的にも革新的な例でした。

その超大事な大津波警報をNHKは緊急速報として流しはじめました。


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上記画像の通りです。
・岩手県3m
・宮城県6m
・福島県3m

上記の津波予測速報が繰り返し繰り返し流されました。
NHKの訓練されたアナウンサーが必死に危険性を訴えていたのを今でも憶えています。


しかし、津波の事前予測が放送されていたのは良かったのですが、実際に津波の高さは予測の倍以上でした。

宮城県では12m以上の高さの津波が実際に襲ったわけです。

詳細の津波の高さの予測までは難しいらしく、実際とかなり差があるようです。

個人的な感想ではありますが、津波の高さがこの報道では対した高さに見えなかったので、逃げなかった人も居るのではないでしょうか?

実際に東日本大震災から数年後、津波の高さの表記が変わったようで、m単位では無くなり、より危険度が分かる表し方になりました。

あと、NHKは基本的にテレビの公共放送です。
テレビと言うことは、停電だと使えないというのも問題です。

被災した地域は大地震に覆われていて停電していて、テレビでは情報収集出来ないのです。

なのでラジオ等が情報収集の要となるわけです。
こういった事も平時には口を酸っぱくして呼びかけていく必要があるのではないかと思います。公共の福祉、人命の為に。

災害速報は被災地の方が見て始めて活きる情報ですので、テレビだけではない情報の受け取り方の工夫もしてほしいです。



 

2.1番大事な震災後の放送内容

被災直後の緊急速報については意見もありましたが、しっかりと公共の電波に速報として報道されていたと思います。


避難喚起も徹底的に行われていました。
問題はテレビというメディアが被災地の停電時に使えなかった事ぐらいです。

さて、では東日本大震災から10年経過した今、NHKのその後の災害被災報道はどういった内容でしょうか?

僕がよく目にするのは、被災した人と人が協力して助け合うヒューマンストーリーです。

被災した人達が助け合って必死に生きる姿、とても素晴らしいものです。
感動します、応援したくなります。
未来への希望も感じます。

その放送を見た視聴者も勇気と希望を貰う事でしょう。

僕もこういった放送自体は決して否定しません。
しかし、しかしですよ...?

こういった放送するのはスポンサーがついているような各民放だけで良いと思うのです。

詳しく説明すると、まずこういったヒューマンストーリーは視聴者も感動し、評判がとても良いです。
数字も取れますし視聴者やスポンサーからの評判も良い。
民放はスポンサーで成り立っているので自社の利益の為にこういった放送をするのは分かります。


しかし、NHKは公共放送であり公共の福祉、人命を救うための放送をしなければいけないと僕は思っています。

実際、NHKも他の民放と同じように被災者のヒューマンストーリーを放送しているのです。
僕はそれを肯定出来ません。

先程言ったように、NHKは公共の福祉の為にこれから災害が起きたときの為に数多くの人命を救うための放送をしなければいけないと思います。

東日本大震災というあまりにも悲惨な災害により、数々の教訓を知ることが出来ました。

大津波の避難の時に、どうすれば助かったか、なぜ逃げ遅れてしまったのか。
NHKはそれらの理由を放送するべきではないでしょうか?

しかしこういった内容は死者にムチを打つような行為に見えてしまいます。
被災者や視聴者からすると、悪魔のような所業に見えるかも知れません。

視聴者からクレームが来たりして大変かもしれません。

ですが、未来に生きる人の為に東日本大震災の教訓を放送をし続ける必要があるのではないかと思うのです。

何故逃げ遅れてしまったのか?
何故避難をしなかったのか?

そういった事を細かく分析し、今生きている人の人命を将来的に救う放送をするのが公共放送だと僕は考えています。

NHKは国民受信料を徴収しています。
他の民放のようにスポンサーがいるわけでもありません。

スポンサーの顔色を伺ったりする必要はないはずです。

視聴者受け、社内受けが良い番組をつくるのが公共放送の仕事ではないと僕は思います。




 

3.NHKは国民の福祉の為に公共放送をしてください

先程も何度か言っていますが、NHKは他の民放とは違い公共放送です。


視聴者からクレームが来ようが、強い意思を持って国民の命の為に不都合な真実も報道していくべきだと思います。

国民に媚びない、そういった放送を切に願います。








       
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