皆さんこんにちは、ダメリーマンのアベです。

最近、アマプラに拷問男という謎のタイトルがあったので、興味本位で見てみました。

なんの気無しに見てみた本作ですが、普通に良作でした。

ではそんな拷問男を視聴した感想を僕の私見も交えて話して行こうと思います。





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1.大まかなストーリー解説


めちゃくちゃ簡単に説明すると、主人公が弟に娘を殺され、弟を拷問する話です。

ヤバイ、ストーリー解説とか言いながら2行で終わってしまった。

もうちょっと噛み砕いて説明していきます。

主人公は離婚はしているが妻子持ちであり、娘を溺愛していました。

序盤〜は娘への溺愛物語がこれでもかと言うほど流され、本当に娘を愛しているんだなと分かります。

中盤では溺愛していた娘が殺され、主人公は失意のどん底に沈みます。
日常生活に支障をきたす程に精神的にダメージを負っていました。
ここの描写も丁寧に書かれており、主人公の失意が痛いほど伝わりました。

ひょんな事から主人公は娘を殺した犯人が実弟だと知ります。

弟はご丁寧にも日記を書いており、娘を殺した事も書いてあったのです。

証拠を残しておくとは中々のアホですが、そう、弟はアホな快楽殺人鬼だったのです。

弟が何故主人公の娘を殺したかと言うと、主人公に会社をクビにされたからです。
所謂私怨というやつですね。

弟は勤務態度も不真面目で仕事もろくにしなかったので、断腸の思いで主人公は弟にクビ宣告を叩きつけたのですが、弟は逆ギレし、実の姪を殺しました。

めちゃくちゃ狂ってますねこの弟。
弟は表の顔は至って普通の只のアホな陽キャにしか見えなかったのですが、裏ではかなりのサイコパスでした。



弟にブチ切れた兄は地下室での拷問を計画します。
ここからが本作のメインとなって来ます。

弟をビリヤード台に縛り付け、声を出せないように喉にストローをブッ指す。

そこからの拷問がエグい事エグい事、そこまでやるぅ!?
と驚くぐらいの内容でした。

しかし、終盤である事が判明します。

そう、主人公が見た弟の日記は、これまで幼児達を殺してきた拷問記録でもあったのです。

弟は、娘一人を殺害しただけでなく、何と数々の罪のない幼児を拷問の末殺していたのです。

超絶サイコパスのシリアルキラーですね、この事実を知った主人公の気持ちは計り知れません。
あまりにも深い悲しみと絶望があったことでしょう。
僕なら確実に人間不信になります

主人公が弟に行ってきた拷問は全て、弟が罪の無い幼児に行ってきた拷問そのものだったわけです。

この事実が終盤に判明するのですが、成程と思いました。
因果応報というわけですね。


そして最終的に警察が踏み込んで来て主人公は逮捕されます。

弟は殺してくれと懇願していましたが、主人公は弟を殺しませんでした。
死ぬまで苦しめと言う事ですね。

弟は大量殺人鬼としてこれからも司法のもと、地獄のような生活をしていくわけです。

簡単に死という逃げ場を与えなかった主人公に最後まで理性を感じました。

とまぁこれが本作のストーリーとなります。




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2.賛否両論点


お次は本作の賛否両論点について話して行こうと思います。

まず第一に、実の弟にこんな事する描写はヤバイ
と言った点です。

僕はこれはこの映画の流れ的にむしろその設定にしたんじゃないかなと思いました。

テーマは異常犯罪者への復習及び報復
だと思いますので、相手が誰だろうと因果応報の報いを受けさせるというテーマを感じました。



お次の賛否両論点は、
私刑を加えるのは違う。
法の名の下に罰を与えるべきだ。
という点です。

アマゾンレビューで気になったレビューがあったので抜粋します。

shopping


なるほどなるほど。
僕はこの映画を面白いと思ったので普通の神経の人じゃないと言うことですね。

僕の感想ではありますが、極刑じゃ被害者が受けた苦しみは晴れないって事です。

被害者からしたら受けた仕打ちをそのまま加害者返してやりたいと思うほうが普通ではないでしょうか?

娘が酷すぎる拷問の末殺されたと言えばこの感情は当然の事だと思いますが、僕は異常なのでしょうか?
指も切られたり、最後は腕を切り取られて殺されたそうですからね、主人公の気持ちになると日和見主義な感情は出てきませんでした。

こういった綺麗な意見が出るのは司法国家では当然っちゃ当然ですが、人間は感情の生き物ですのでそこら辺完璧に割り切れないよなぁと言った話でした。


お次の賛否両論点ですが、邦題がクソという点です。

この映画のタイトルは拷問男です。
あたかも拷問が趣味のような異常者のタイトルのようです。

弟はその通りなのですが、明らかに映画の趣旨とズレたタイトルなんですよね。


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これが邦題じゃない方のやつです。
全然違いますよよね?

この邦題を付けた人間は本当にこの映画を見て付けたのでしょうか?

邦題だと只のB級ホラー映画にしか見えません。
個人的にここが1番残念だなぁと感じました。




 

3.僕のこの映画への感想

僕はこの映画、とても面白いと思いました


賛否両論ある題材だとは思いますが、昨今の加害者優遇法律に一石を投じた意欲作では無いかなと思いました。

人間は法の名の下に生活していて、罪を犯したら法で裁かれます。
そこに被害者の感情は介入する術はありません。

被害者からするとやり場のない怒りが残ると言う事です。

その被害者側の怒りの感情を表現したのが本作だと僕は思っています。

過激な表現が多々ありますが、心情的には共感してしまう部分もある、そんな作品でした。

久々に見たあとに色々考えさせられるなと感じました。

ストーリーもシンプルで見やすい映画だと思います。
結構グロいので、グロが大丈夫だったら見てみてください。







       
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