みなさんこんにちは、ゲーマーサラリーマンのアベです。

さて、本当に今更ですが先日、vita版の真かまいたちの夜 11人目の訪問者をクリアしました。

有料DLC以外の全てのシナリオをクリアしたので、今回は本作の感想と評価を書いて行こうと思います。

ちなみにネタバレもありますので、ご注意くださいませ。
また、僕はかまいたちの夜シリーズ過去三部作を全てプレイ済みのかまいたちの夜ファンです。

それでは行きましょう。





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1.システム・ゲーム性


えー、まずシステム面から解説していきます。

シリーズ恒例のフローチャート方式であり、選択肢を選ぶことによってシナリオが分岐していきます。

サウンドノベル形式であり、キャラクターは青い人型なのはシリーズ恒例で、色んなポーズを自由自在に取るのが特徴です。

ここらへんはシリーズを踏襲しているので特に不満はありませんでした。


個人的に問題だと思ったのが、謎のパートボイスと有料DLCの存在です。

声優自体は豪華なのですが、謎のパートボイスであり、よく分からない所で声が再生されたりします。

変に声優のギャラケチるぐらいなら最初から声優なんて起用すんじゃねえよと思いました。

たまにボイスが入ってくるもんだから、キャラクターの性格が脳内でできていたのが崩壊するんですよね。

ぶっちゃけ違和感が半端じゃなかったです。
アニメ声なのがよりいっそう違和感に拍車をかけました。
ぶっちゃけかまいたちの夜に合ってないです。

これならボイス全部無くして主人公の名前自由に変えられる方が1000倍マシでした。


そしてこのゲームがクソな理由は、有料DLCの存在です。

こちらの画像をご覧ください。

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なんと、ピンクシナリオの【混浴編】を有料で買える権利をもらえちまうんだ!

もうね、馬鹿かと。
フルプライスゲーム、しかもボリュームスカスカの本作品でやる事じゃない。

完全にユーザー度外視の金に目がくらんだメーカーの暴走です。

今では混浴編は無料になっており、他のDLCシナリオも安くはなってますが未だに有料です。
誰が買うかバーカと言った感想を持ちました。


いえね、他のシナリオが面白かったら買ったかもしれませんよ?
でも本作は残念ながら...
シナリオについては後述します。


さて、最後にシステム周りの愚痴ですが、僕はvita版でプレイしたのですが、とにかく動作がモッサリしていて重かったです。

画面が切り替わる瞬間、いちいちよく分からないロードが入ったり、スキップ機能が無かったり、とにかくモッサリしてました。

繰り返し読むゲームなのにこれは致命的、システム面で最低レベルのクオリティでした。

本当にテストプレイしたの?ってぐらいのモッサリっぷりには脱帽。
サウンドノベルですよね、これ?




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2.キャラクターについて

キャラクターについてですが、特に特筆して言うことは特にありません。

全員特に印象に残ってないです。

しいて言うなら声合ってないなぁと思ったぐらいです。

各シナリオによってキャラクターの設定は変わるのですが、どれも特に何も感じませんでした。

敢えて言うならオーモリとかいうキャラがボッコちゃんボッコちゃんうるさかったぐらいですかね。

つまらない上に無駄にプッシュしてくるので不快極まりない存在でした。

本気でシナリオライターは面白いと思っていたのでしょうか?
僕には分かりません。




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3.各シナリオについて


では本題の各シナリオについての感想を話して行こうと思います。DLC分は無しです。
ちなみにこの作品、数多くのシナリオライターが参戦しているらしいです...




①ミステリー編

本作の目玉となるミステリー編です。
かまいたちの夜シリーズ恒例の殺人事件がメインの話となります。

先に結論を言うと、クソゴミでした。
本当につまらなかったです。

犯人は鵜飼(夢野未来)なんですが、赤城(オーナー)を殺した理由は分かるんですけど、皆殺しに至って経緯が謎過ぎます。

どうなったらあんな展開になんの?
って疑問しか生まれませんでした。
本当に意味が分からない、謎。

シナリオの見せ方も下手くそですし、何より殺人事件が起こっているのに緊迫感が皆無です。

原点回帰が聞いて呆れるレベルで緊迫感が全く伝わって来ませんでした。

よくこんなひどい見せ方出来るなと逆に関心したレベル。昨今の同人サウンドノベルの方がよっぽど惹き込まれます。

ホラー、サスペンス、どの点から見てもクソみたいなシナリオでした。




②ビンゴ編

ゴミ。
賽銭泥棒をした結果、神様?
からバチを当てられるという展開なのですが、途中の電波すぎるシナリオが本当に意味が分からない。

途中の話殆ど必要ありません。

主人公の書いた小説があらゆる方式で戻って来ることに大した意味は無かったですし、ぶっちゃけ最初と最後くっつければこのシナリオ完結するよね?
ってぐらいお粗末な出来でした。

とにかくよく分からない不思議な電波空間を満喫してみたい人にはオススメできるかも?

取り敢えずビンゴ編は途中はずっと怪電波を垂れ流していた割に、最後のオチが普通すぎてびっくりした。
やるなら最後まで電波を貫き通した方が良かった。

いかんせん中途半端な印象でした。




③死神編

イタズラ好き?の死神に振り回される話。
ミステリー編との差別化がいまいち出来てない印象。

ただひたすら分岐が面倒くさいだけで死ぬほどつまらなかった。

このシナリオプレイしてる時が1番本作品をGEOりたくなりました。

サブシナリオならもっとぶっ飛んだ設定にしちゃえばいいのにと感じました。

全てが中途半端、ゴミシナリオ。以上




④スパイ編

物語のテイストがガラッと変わり、キャラクター設定もぶっ飛びます。

テロリスト集団からヒロインを救出して生き延びる話です。

このシナリオが個人的に1番面白かったです。

選択肢の多さや、死ぬ理由がハッキリしていたので1番納得出来るシナリオでもありました。(他のシナリオは死ぬ理由が唐突すぎるし意味不明すぎ)

ぶっ飛んだシナリオではありますが、整合性も取れていて分かりやすく、ギャグテイストもそれなりに入っており楽しめました。

このシナリオだけは唯一楽しめましたね。



⑤妖怪編

クソ。
謎のフルボイス。
つまらな過ぎるギャグ要素の応酬。
なんのためにこのシナリオがあったのか存在意義を疑うレベル。





⑥異次元少女ポポリン編

このシナリオを読むのはまさに苦痛そのもの。
本当に存在意義を疑うレベル。

とにかくつまらない
何故こんなゴミシナリオを作ろうとしたのか?
一体何を伝えたかったのか?
本当にこのシナリオを金を払ってくれたユーザーに何故読ませようと思ったのか?

全てに対して疑問が尽きませんでした。

これを面白いと思ったライターは今すぐクビにした方が良い、そう思わせてくれたシナリオでした。



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4.総評



最後に総評です。

僕の感想ではありますが、クソゲーでした。

サウンドノベルとして最低レベル、システムも快適性もシナリオも全てが低水準です。

なんだろう、かまいたちの夜から良いところをほぼ全て取ったようなゲームでした。

何がなのか、僕には分かりませんでした。

真流行り神もそうですが、真とつくとクソゲーになる伝統でもあるんですかね?

そもそもこのゲーム、かまいたち要素が何一つなく、座敷わらしがメインでした。

一体何がしたかったのか総じて良くわからない作品でした。

かまいたちファンには絶対にオススメできない一本です。




       
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