みなさんこんにちは、アベです。

先日、Switch版のNGをクリアしました。

NGとは、前作死印の系譜の続編であり、和風心霊ホラーアドベンチャーゲームです。

死印の続編ではありますが、今作だけでも十分楽しむ事が出来ます。
ただし、死印をプレイしていた方がより本作を楽しめますよと言った感じですね。

では早速僕がNGをクリアした感想や考察を私見も交えて書いて行こうと思います。






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1.NGのストーリーの感想と考察

NGのストーリーの感想ですが、僕は楽しめました。

今作は怪異ほぼ全てが女性であり(ツクヨミ鬼以外)、とても胸くそ悪い話が多いです。

怪異化する程の憎しみがないとそもそと怪異にはなれないので、強烈な無念が残る話が多いと言うわけですね。

そして強烈な無念と憎しみを残した元人間をかくやが怪異化して主人公に遊びを仕掛けているというストーリーです。

物語の流れとしては前作である死印とほぼ同じですね。

女性怪異全てが被害者であり加害者になっています。

考える程悲しい話ですね。

うらしま女も子供を出産直後に奪われ本人も○される。

金時の首太郎も差別からまともな教育を受けられずに○される。

おたけび作家もかくやの慰め物人形としてダルマにされて○される。

殺人桃もデパート火災で夫と息子をマサルに○され、本人も事件を追った末に無惨に○される。

とまぁ怪異達って全てが可哀想な元人間だったわけです。

とにかく悲惨でした。

その無念をかくやが怪異化させて主人公にけしかけてたわけですね。

僕は怪異達に同情したので、全てキュア(救済)しました。

結果、グッドエンディングに到達したわけですが、最終的にかくやの正体もよく分かりませんでした。

最終的には主人公が弥勒の息子であり、かくや人形に霊力を込めてまた幽世に封印した訳ですが、ぶっちゃけ何も解決してません。


とりあえず出てきてしまったかくやを元に戻した先延ばしエンディングでした。

殺○桃ぐらいまでは割と丁寧に描写されていたストーリーですが、不自然なぐらい後半は駆け足になっていました。

NGという単語はかくやを封印させる夏越しの儀というものの俗称であり、主人公は夏越しの儀を行いかくやを封印しました。

今後はかくやという怪異に対しては主人公である鬼島が責任を持って10年毎に封印していくことでしょう。

オチ的には特に大したカタルシスは無かったですが、怪異の背景を知ったり、怪異を考察したり、怪異と対峙をするのは前作よりも丁寧に描かれておりストーリー全体を通して僕はとても楽しめました。


Dマンのメールで、百鬼夜行という単語が最後に出てきましたが、このゴールに向けて続編も発売される事になると思います。(2022年続編発売予定だそうです。)


僕的に1番衝撃だったのが、Dマンの正体でした。
お前、○んでるんかーいw

今作で1番衝撃であり、グラフィック的にも怖かったです笑

死んでも世界の謎を追い続けられるとかこの世界の幽霊システムは便利ですな。

次回作は百鬼夜行に向けて、死印とNGのキャラ総出演で戦って欲しいなと個人的には夢想しております。




追記:ここからはバッドエンドを含めた考察になります。

本作はグッドエンドより、ノーマルエンドやバッドエンドの方が楽しめました。

かくやを封印しきれなかったり、主人公自身が怪異になって愛海達を○すエンドが見れました。

そして怪異になった主人公は前作主人公と対峙するというイベントスチルを見れました。

うーん、グッドエンドってつまらない終わり方だったのね笑

ノーマルエンドでは葉月かアマノメ(かくや)と大人の遊びを一生し続けるエンドです。エ○すぎない?(ホ○エンドはNG)


バッドエンドでは悪夢にうなされる主人公の元に何とロゼが復活してきます。

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仲間を○してしまった罪悪感から、主人公のブラッドメトリーが暴走しているとロゼから伝えられます。

ロゼは一体何物やねん!?
と思いましたが、「その指先は陶器のように冷たい」という描写がありました。
おそらくロゼは人形です。

そして主人公は無事怪異化しました。

南無三。

バッド・ノーマル・グッドと全てのエンディングをこなした後、NGのストーリーはとても面白かったと満足でした。

グッドエンドだけやってもダメね!




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2.NGの良かった点

お次は本作の良かった点になります。

まずストーリー、怪異を含めた話が面白いです。
是非ともバッド・ノーマル・グッドエンドを全て見てください。
NGの本領は全てのエンディングを見ないと分かりません。


そして僕が個人的に1番本作で良いなと思ったのは、イラストの綺麗さです。
本作は基本的に紙芝居進行の為、ほぼ全てのグラフィックがイラストです。

このキャラと背景を含めたイラストが本当に綺麗で美しいです。

和風ホラーという不気味な雰囲気をこれでもかと言うほど演出しています。

おそらくこのイラストのグラフィックでなければNGという作品自体が成り立たないレベルだと思いました。

兎にも角にもイラストが素晴らしい、立ち絵もイベントスチルも美しくて怖い、雰囲気抜群です。
 
めちゃくちゃレベルが高いグラフィックなので、是非ともこのイラストレイターさんには次回作も続投して欲しいです。


キャラクターも魅力的なキャラクターが揃っており、主人公は運動神経抜群のチンピラ、親友はヤ○ザの腹黒息子とバラエティ豊かです。

ヒロインはオカルト電波アイドルだったり、超美人の薄幸美人未亡人がママです。

特にナツミさんがエ○すぎましたね、アマノメが夢中になるのも分かります。


NGはホラー要素もしっかりしていて、ゾクッと来るような場面が多々ありました。


ヒロインが風呂場で○されて口から亀が出ていたりとヒロインにも容赦ありません。

問答無用で残忍な○され方をします。

こういった容赦のない描写もホラー要素を引き立てて魅力的でしたね。

前作はかなりオブラートな表現(腕しか映らなかったり)でしたが今作では全開バリバリに○体を映していました。

こういった点からもホラーゲームとして良質だなと感じました。






 

3.NGの悪かった点

本作の悪かった点ですが、まず第一に、ボリューム不足と感じました。

何周もするゲーム性なのですが、定価が定価なのでもう少しボリュームは欲しかったです。(ボイスもほぼ無いので)

後半の駆け足具合をもう少し丁寧に描写して欲しかったですね。


また、総当たり即○ゲーの部分もある為、合わない人には本当に合わないかもしれないと思いました。

僕は主人公が○ぬ姿等を沢山見れて楽しかったですが、こういうシステムを嫌う人もいるかなと感じました。


探索パートも地味にだるかったりするので、周回前提のゲーム性なのでもう少しテンポよくして欲しかったのもありました。(2週目のやり直しが結構苦痛でした)


最後に、蓮コラ的な気持ち悪さがあったのが本当にきつかったです。

主人公の顔に口やブツブツが出来るイベントが頻繁にあるのですが、このイベントの度に鳥肌がすごい勢いで立ちました。

蓮コラを見たときと同じ生理的な気持ち悪さがありました。
これが1番僕的にこのゲームで1番嫌な点でしたね。


悪いところはこれくらいでした。





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4.まとめ

NGは僕的に良作ホラゲーと言える作品でした。

ストーリー、キャラクター、グラフィック、ホラー要素等が全て高水準にまとまっており、とても楽しめました。

惜しむべくはボリュームとかシステムとかその辺ですかね。


本作は貴重は和風ホラーゲームであり、その中でも貴重な良ゲーに分類されると感じました。

昨今こういったホラーゲームの発売が激減している中、貴重な良作ホラゲーを販売してくれたエクスペリエンスさんには感謝です。

次回作も発売予定なので、是非とも購入してプレイしたいと思います。

それでは。









       
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