みなさんこんにちは、漫画大好きダメリーマンのアベです。
今更ではありますが、花沢先生作である、アイアムアヒーローを最終巻である22巻まで読破しました。
皆さんお察しの通り、ビックリするぐらい何も解決してないし意味がわからないぶん投げエンドでした。
今回は、そんな意味不明なラストのまま完結したアイアムアヒーローについて、僕の私見たっぷりの感想と考察を書いて行こうと思います。
ちなみに、今回の記事はアイアムアヒーローを最後まで読んでいる人を前提に書いていますので、読破している人だけお読みください。
アイアムアヒーローは駄作だったのか?そう聞かれたら間違いなくこう言えます。
途中までは本当に面白いです。
僕の中のアイアムアヒーローの評価はこれが全てです。
そう、アイアムアヒーローは英雄という主人公以外は、超王道ゾンビパンデミックものなんです。
どうしてアイアムアヒーローはこれ程人を惹きつけ、人気作として君臨し続けたかと言うと、この一言に尽きます。
まさに日本版ゾンビパンデミックものとして爆発的なヒットを遂げました。
僕はゾンビものの作品が大好きです。
今まで色々なゾンビもの作品を見てきました。
アイアムアヒーローはゾンビもの作品として王道を突き進んでいました。そう、途中までは。
アイアムアヒーロー最後の方はZQNが何なのか結局よく分からなかったり、様々な勢力が登場したりします。
また、ZQNの集合体等が登場し、どんどん訳のわからない展開になっていきます。
ここら辺からはアイアムアヒーロー独自の路線に突き進んだ訳ですね。
謂わば、終盤手前までは王道ゾンビパンデミックものとして純粋に楽しめるわけです。
高い画力に人間味溢れるキャラクター達、目の話せない展開の連続と出会いと別れ、ZQN達との死闘は本当に見ていて楽しかったです。
これ程先が気になる作品、読んでてワクワクする作品は僕としては珍しく、アイアムアヒーローは惹き込まれる素晴らしい作品でした。
中でもショッピングモール編はめちゃくちゃ面白かったです。
このショッピングモール編は、極限状態の人間の怖さ、ZQNの恐怖・死闘が描かれていました。
このショッピングモール編で今まで何も出来なかった英雄が銃で覚醒するわけですが、めちゃくちゃ強くて笑いました。
お前そんなに実戦レベルで銃使いこなしてるんかい!!と思わず突っ込みを入れたくなるレベルで無双してました。
しかし、今までtheダメ男と描写されていた英雄が活躍する様はとても熱かったです。
ようやくヒーローの誕生か!?
と思ったものです。そう、当時は...
そんなこんなでアイアムアヒーローは途中までは手に汗握る展開の連続であり、とても熱中できました。
まさしく名作と言えるでしょう。
そう、ラスト以外は...

最終回の考察をする前に知っておいてもらいたいのが、英雄という主人公と周りのキャラクターについてです。
ここを抑えておかないと、余計にラストの展開が理解出来ないものとなってしまいます。
まず始めに言っておきます。
英雄はアイアムアヒーローの主人公であり、決して物語のヒーローではありません。
物語のヒーローは、中田コロリです。
英雄は冒頭から、「自分は何者にもなれない人間のクズだ」と言う事を自覚しています。
35歳になり、漫画家として成功した事はありません。今までの実績は週刊連載を半年持てた程度。
非常に臆病な人間であり、被害妄想が尋常ではありません。
1巻の描写はまるまる英雄の人間性について語られています。
統合失調症と読んでも良いぐらいの被害妄想を普段から患っています。
現実と妄想の区別が付かなくなっているぐらいの状態でした。
これでもかと言うほど、ゴミ人間として1巻まるまる使って描写されていました。
一方、最終的にヒーローだった中田コロリもクズです。
痴漢は当たり前、パンストを盗んだりする真性の変態です。
また、コロリは捕まった時は何でも金で解決してきました。
しかしコロリは才能に溢れており、漫画家として大成功を収めていました。
実家も金持ち、何だかんだ周りの人間からも好かれ一目置かれている。
頭はおかしいけど、みんなの人気者だったわけですね。
同じクズでも、英雄は持たざるもの、コロリは持っているものです。
その対比は終盤までこれでもかと言うほど描写されています。
そう、アイアムアヒーローは二人の主人公の物語と言えるわけです。
英雄という臆病でどうしようもないクズが週末の世界で足掻いていく物語と、中田コロリというクズだけど、芯がありどこか憎めない人気者の強いヒーローが終末世界で活躍していく物語の2つが展開されていくわけです。
そう、英雄というキャラはアイアムアヒーローという作品の主人公なわけで、世界のヒーローではなかったというわけなんですね。
ここを踏まえた上で、次のラストの考察についてお読みください。

先に、ZQNの正体を分かる範囲で考察します。
ZQNの正体は、コミュニケーション不足の陰キャが核のよく分からない集合意識体です。
最後までZQNについてよく分かりませんでしたが、まとめると大体こんな感じでしょう。
人間が個とするなら、ZQNは全です。
身体は別でも、意識化では繋がっているというのがZQNです。
いつでも何処でも誰とでも、意識化でコミュニケーションが取れるというわけですね。
なのでZQNはある程度まとまった行動を取ります。そう、個であり全であるからです。
しかしZQNの中でもはみ出しものは存在します。小田の妹何かもその典型ですね。
余りにも強い我は集合意識体として存在出来ないはみ出しものというわけです。
人間世界でも、ZQN世界でもはみ出しものは存在し、孤立するわけです。
要するに僕が何が言いたいのかと言うと、ZQNという意識の集合体はコミュニケーションの成れの果てというわけです。
皆が皆、分かり合う事は出来ません。満足にコミュニケーションが出来ない人間は沢山います。そんな陰キャが核になった、コミュニケーションに飢えた成れの果てなんですね、ZQNという存在は。
そして先程も触れましたが、余りにも我の強い
1.アイアムアヒーローは駄作だったのか?
アイアムアヒーローは駄作だったのか?そう聞かれたら間違いなくこう言えます。
途中までは本当に面白いです。
僕の中のアイアムアヒーローの評価はこれが全てです。
そう、アイアムアヒーローは英雄という主人公以外は、超王道ゾンビパンデミックものなんです。
どうしてアイアムアヒーローはこれ程人を惹きつけ、人気作として君臨し続けたかと言うと、この一言に尽きます。
まさに日本版ゾンビパンデミックものとして爆発的なヒットを遂げました。
僕はゾンビものの作品が大好きです。
今まで色々なゾンビもの作品を見てきました。
アイアムアヒーローはゾンビもの作品として王道を突き進んでいました。そう、途中までは。
アイアムアヒーロー最後の方はZQNが何なのか結局よく分からなかったり、様々な勢力が登場したりします。
また、ZQNの集合体等が登場し、どんどん訳のわからない展開になっていきます。
ここら辺からはアイアムアヒーロー独自の路線に突き進んだ訳ですね。
謂わば、終盤手前までは王道ゾンビパンデミックものとして純粋に楽しめるわけです。
高い画力に人間味溢れるキャラクター達、目の話せない展開の連続と出会いと別れ、ZQN達との死闘は本当に見ていて楽しかったです。
これ程先が気になる作品、読んでてワクワクする作品は僕としては珍しく、アイアムアヒーローは惹き込まれる素晴らしい作品でした。
中でもショッピングモール編はめちゃくちゃ面白かったです。
このショッピングモール編は、極限状態の人間の怖さ、ZQNの恐怖・死闘が描かれていました。
このショッピングモール編で今まで何も出来なかった英雄が銃で覚醒するわけですが、めちゃくちゃ強くて笑いました。
お前そんなに実戦レベルで銃使いこなしてるんかい!!と思わず突っ込みを入れたくなるレベルで無双してました。
しかし、今までtheダメ男と描写されていた英雄が活躍する様はとても熱かったです。
ようやくヒーローの誕生か!?
と思ったものです。そう、当時は...
そんなこんなでアイアムアヒーローは途中までは手に汗握る展開の連続であり、とても熱中できました。
まさしく名作と言えるでしょう。
そう、ラスト以外は...

2.英雄と周りの人間について
最終回の考察をする前に知っておいてもらいたいのが、英雄という主人公と周りのキャラクターについてです。
ここを抑えておかないと、余計にラストの展開が理解出来ないものとなってしまいます。
まず始めに言っておきます。
英雄はアイアムアヒーローの主人公であり、決して物語のヒーローではありません。
物語のヒーローは、中田コロリです。
英雄は冒頭から、「自分は何者にもなれない人間のクズだ」と言う事を自覚しています。
35歳になり、漫画家として成功した事はありません。今までの実績は週刊連載を半年持てた程度。
非常に臆病な人間であり、被害妄想が尋常ではありません。
1巻の描写はまるまる英雄の人間性について語られています。
統合失調症と読んでも良いぐらいの被害妄想を普段から患っています。
現実と妄想の区別が付かなくなっているぐらいの状態でした。
これでもかと言うほど、ゴミ人間として1巻まるまる使って描写されていました。
一方、最終的にヒーローだった中田コロリもクズです。
痴漢は当たり前、パンストを盗んだりする真性の変態です。
また、コロリは捕まった時は何でも金で解決してきました。
しかしコロリは才能に溢れており、漫画家として大成功を収めていました。
実家も金持ち、何だかんだ周りの人間からも好かれ一目置かれている。
頭はおかしいけど、みんなの人気者だったわけですね。
同じクズでも、英雄は持たざるもの、コロリは持っているものです。
その対比は終盤までこれでもかと言うほど描写されています。
そう、アイアムアヒーローは二人の主人公の物語と言えるわけです。
英雄という臆病でどうしようもないクズが週末の世界で足掻いていく物語と、中田コロリというクズだけど、芯がありどこか憎めない人気者の強いヒーローが終末世界で活躍していく物語の2つが展開されていくわけです。
そう、英雄というキャラはアイアムアヒーローという作品の主人公なわけで、世界のヒーローではなかったというわけなんですね。
ここを踏まえた上で、次のラストの考察についてお読みください。

3.ZQNの正体とラストの考察
先に、ZQNの正体を分かる範囲で考察します。
ZQNの正体は、コミュニケーション不足の陰キャが核のよく分からない集合意識体です。
最後までZQNについてよく分かりませんでしたが、まとめると大体こんな感じでしょう。
人間が個とするなら、ZQNは全です。
身体は別でも、意識化では繋がっているというのがZQNです。
いつでも何処でも誰とでも、意識化でコミュニケーションが取れるというわけですね。
なのでZQNはある程度まとまった行動を取ります。そう、個であり全であるからです。
しかしZQNの中でもはみ出しものは存在します。小田の妹何かもその典型ですね。
余りにも強い我は集合意識体として存在出来ないはみ出しものというわけです。
人間世界でも、ZQN世界でもはみ出しものは存在し、孤立するわけです。
要するに僕が何が言いたいのかと言うと、ZQNという意識の集合体はコミュニケーションの成れの果てというわけです。
皆が皆、分かり合う事は出来ません。満足にコミュニケーションが出来ない人間は沢山います。そんな陰キャが核になった、コミュニケーションに飢えた成れの果てなんですね、ZQNという存在は。
そして先程も触れましたが、余りにも我の強い